訪問ありがとうございます。マリナ(@MAppel_job)です。
フィンランド語には、英語や日本語にはない文字が使われています。”ä”, “ö”, “å” の文字がそうですね。
“å” は、どちらかというとスウェーデン語ですが。
フィンランド語を学ぶ上で気になることで「フィンランド語をパソコンで打つときはどうするのか。」が上げられると思います。
今回は「フィンランド語版キーボード」について書いていきますね。
※私が使用するのは、Windowsの日本語用のパソコンとなります。
外国語のキーボードを設定するにはどうすればいいか
もしも、フィンランド語を使って何か文章をパソコンに書きたいときは、あらかじめキーボードを「フィンランド語バージョン」にする必要があります。
それは、最初にも言ったとおり、記号の付いた文字を使わなければならないからですね。
今回は、フィンランド語版キーボードの設定の仕方ですが、どの外国語でも応用できます。手順は下のとおりです。
まず、設定画面を「Win + I」で開きます。
この中の「時刻と言語」を選択します。
「言語」の欄に行きます。「優先する言語」の「言語の追加」を選択します。
インストールしたい言語を検索します。設定できる言語が多いので、検索することをすすめますね。
今回は「フィンランド語」なので “fin” で検索をしました。一番下の “Suomi” を選択します。そして「次へ」を押します。
特に、チェックを気にする必要はないでしょう。インストールを押します。
ダウンロードされるのを待ちましょう。個人的に感じたことですが、結構パソコンに負担がかかるようですね。
なので、できれば質の高いパソコンでインストールすることをおすすめします。
きちんとインストールされたようなので、これで使えますね。
「Win + スペース」を押して「フィンランド語版キーボード」を選択します。
それでは、フィンランド語版キーボードについて説明していきましょう。
フィンランド語版キーボードと日本語版キーボードを比べてみる
今回、フィンランド語と比べるキーボードのタイプは「日本語版」です。しかし「ひらがな」は関係ありません。
まぁ「ひらがな」は日本語しか使わないので、あたりまえですね。
基本はフィンランド語も日本語も同じ
フィンランド語版キーボードも、日本語版と同じく文字の配置は基本同じですね。「Q~P」「A~L」「Z~.」「QWERTYの上の数字は一緒」となります。
では、フィンランド語に使われる “ä”, “ö”, “å” はどこにあるのでしょうか。
“ö” のキーの位置
まずは “ö” の位置ですね。なぜ “ä” ではなく “ö” なのかといいますと、そっちの方が“j” に近いからです。
“ö” は “l” の隣です。日本語のキーボードですと “;” になりますね。
Shiftキーを押すと、日本語では “+” となりますが、フィンランド語では “Ö” となります。
日本語 : Shiftキー + ; = +
フィンランド語 : Shiftキー + ; = Ö
ちなみに、フィンランド語で “;” を打つときは「Shiftキー + ,」となります。
フィンランド語 : Shiftキー + , = ;
“ä” のキーの位置
“ä” のキーの位置は “ö” の隣です。日本語のキーボードですと “:” となりますね。
日本語では、Shiftキーを押すと “*” となりますが、フィンランド語では “Ä” となります。
日本語 : Shiftキー + : = *
フィンランド語 : Shiftキー + : = Ä
もしも、フィンランド語で “:” を打つときは「Shiftキー + .」となりますね。
フィンランド語 : Shiftキー + . = :
“ä” よりも “ö” の方が “j” から近い位置にあるのは不思議です。
“å” のキーの位置
“å” のキーの位置は “p” の隣です。日本語のキーボードですと “@” となりますね。
日本語では、Shiftキーを押すと ” ‘(アポストロフィー) ” ですが、フィンランド語では “Å” となります。
日本語 : Shiftキー + @ = ‘
フィンランド語 : Shiftキー + @ = Å
ちなみに、日本語で ” ’ ” を打つときは「Shiftキー + 7」を押す場合もありますね。たいていは、その打ち方を選ぶでしょう。
日本語 : Shiftキー + 7 = ‘
フィンランド語で “@” はどう打つのかはわかりません。いろんなキーを試しましたが、見つかりませんでした。
まぁ、あくまでも元は日本語のキーボードなので仕方ないですね。
“「” はフィンランド語のキーボードでは何を表すか
日本語でよく使われるであろう “「” は、フィンランド語ですと押しても何も出てきません。
ですが “「” を押した後に、たとえば “a” を押すと “ä” となります。
フィンランド語 : 「 + a = ä
もしも、大文字にしたい場合は「”「” を押した後に、Shift + a」を押すと “Ä” となりますね。ただ、これは先ほどのキーを使えばいいでしょう。
フィンランド語 : 「 + (Shiftキー + a) = ä
ですが “ä”, “ö” 以外の母音には使えますね。
日本語で「Shiftキー + “「” 」は “{” となります。
日本語 : Shiftキー + 「 = {
フィンランド語では “「” 自体に、Shiftキーを押してから “a” を押すと “â” が出てきます。
フィンランド語 : (Shiftキー + 「) + a = â
大文字にしたい場合は「Shiftキー + 「 を押した後に、Shift + a」を押すと “” となります。
フィンランド語 : (Shiftキー + 「) + (Shiftキー + a) = Â
フランス語などのヨーロッパ言語によく使われている文字ですね。
“」” はフィンランド語のキーボードで何を表すか
今度は “「” の反対 “」” のキーです。フィンランド語では ” ‘ “ となりますね。これに、Shiftをプラスしますと “*” となります。
フィンランド語 : Shiftキー + 」 = *
ちなみに、アポストロフィーが打てるのはフィンランド語ですと、ここだけですね。「Shift + 7」については、後で説明します。
“・” はフィンランド語のキーボードで何を表すか
次に “・” のキー(。の隣)をフィンランド語で押した場合です。フィンランド語では ” – “ ですね。
日本語で「Shiftキー + ・」は “?” ですが、フィンランド語では “_” を表します。
日本語 : Shiftキー + ・ = ?
フィンランド語 : Shiftキー + ・ = _
“?” はどこで打つのかは後で説明します。
そして、フィンランド語で「Ctrl + ・」を押すと、画面の縮小が可能です。日本語は「Ctrl + ー(0の隣)」ですね。
日本語 : Ctrl + ー = 画面の縮小
フィンランド語 : Ctrl + ・ = 画面の縮小
“¥” はフィンランド語版キーボードで何を表すか
次に “¥” の場合ですね。この文字は、普通日本語にしか使いません。いわゆる「円マーク」ですね。なので、フィンランド語には必要ありませんね。
いや、まったく必要でないわけではないと思います。為替とかありますし。
そんな “¥” は、フィンランド語では何も表しません。ためしに、母音を押してみても何も反応がありませんでした。
つまり、フィンランド語版キーボードでは「不要のキー」となるようです。
フィンランド語版キーボードで「半角キー」や「数字キー」はどうなるのか
次に「半角キー」や「数字キー」が、フィンランド語のキーボードでどのような文字が表示されるのか見ていきましょう。
「半角キー」はフィンランド語版キーボードで何を表すか
日本語のキーボードでは、よく使われる「半角キー」ですね。それもそのはずです。このキーを押せば、簡単に「ラテン文字」にすることができますから。
わざわざ、マウスで文字の種類を変更するのはマレでしょう。
※ここでは、フィンランド語が主となるので「英字キー」ではなく「ラテン文字」とします。
ですが、フィンランド語のキーボードでは、わざわざ英字にする必要はありません。当たり前です。元々がラテン文字だからですね。
しかし、このキーはフィンランド語でも反応します。さっきの “¥” は反応しなかったのにです。
「半角キー」は、フィンランド語では “§” となりますね。
初めて見たときは、パソコンが壊れたのかと思いました。← 失礼
この文字は「セクションマーク」といいます。何に使うのか、正直よくわからないので下に引用を貼ります。
§とは – コトバンク
説明を読んでもよくわからないです。おそらく、フィンランド語などのヨーロッパ言語には使われるのでしょうね。
日本語の文章にも使われるのでしょうか。
この “§” に、Shiftキーをプラスしますと “½” となりますね。直接 “½” が打てるのは便利ですね。料理以外に使い道なさそうですけど。
フィンランド語 : Shiftキー + 半角キー = ½
フィンランド語版キーボードで「Shiftキー + 数字キー」の組み合わせ
前にも説明しましたように、フィンランド語版でも数字の位置は変わりありません。ですが、Shiftキーをプラスしたときが、微妙に違ってきます。
すべて変わっているわけではないので、一部を紹介しますね。
フィンランド語版キーボードで「Shiftキー + 4」の組み合わせ
日本語で「Shiftキー + 4」は “$” ですね。これは「ドルマーク」を表しています。フィンランド語ですと “¤” となります。
日本語 : Shiftキー + 4 = $
フィンランド語 : Shiftキー + 4 = ¤
なんか、星みたいなマークですね。これは「国際通貨記号」といいます。
どこの通貨記号でもない抽象的な通貨記号を表す文字である。
国際通貨記号 – Wikipedia
なるほど、フィンランド語のキーボードでは「共通の通貨マーク」を表示させることができるんですね。€(ユーロ)はどうするんでしょう。コピペでしょうかね。
フィンランド語版キーボードで「Shiftキー + 7」の組み合わせ
日本語で「Shiftキー + 7」は ” ’(アポストロフィー)” ですね。フィンランド語ですと “/” となります。
日本語 : Shiftキー + 7 = ‘
フィンランド語 : Shiftキー + 7 = /
“/” は、日本語のキーボードですと1回「半角キー」を押してから “・” を押せば簡単に表示できますね。
日本語のキーボード : 半角キー + ・ = /
日本語でも、フィンランド語でもよく使われる文字かなと思います。そういえば、割り算で使いますね。
フィンランド語版キーボードで「Shiftキー + 0」の組み合わせ
日本語で「Shiftキー + 0」は何もないです。ですが、フィンランド語では “=” となりますね。日本語でもフィンランド語でも、計算式はきちんと表せるようです。
日本語 : Shiftキー + 0 = 何も反応しない
フィンランド語 : Shiftキー + 0 = “=”
“ー” はフィンランド語のキーボードで何を表すか
数字が終わりましたので、今度は “ー” です。日本語ですと「キー」の横棒に使われる文字(長音符)ですね。フィンランド語ですと “+” となります。
そうでした、まだ “+” がありませんでしたね。
日本語では、Shiftキーをプラスすると「=」ですね。フィンランド語では “?” となります。
日本語 : Shiftキー + - = “=”
フィンランド語 : Shiftキー + - = ?
日本語では “!” は上のキーを押して “?” は下のキーを押す必要があります。
しかし、フィンランド語ではどちらも「上のポジション」なので便利ですね。慣れているのは、日本語の方なのですが。
ちなみに、フィンランド語で「Ctrl + -」を押すと、画面の拡大をします。そうです、日本語と真逆になりますね。
フィンランド語 : Ctrl + – = 画面の拡大
日本語ですと「Ctrl + ;」で、画面を拡大できます。
日本語 : Ctrl + ; = 画面の拡大
“^” はフィンランド語のキーボードで何を表すか
次に “^” です。これは「サーカムフレックス」といいます。先ほどの “â” の上についたアレですね。
ただ、日本語では “^a” と別れてしまいます。
フィンランド語では、1回打っても何も出てきません。しかし、次に母音のキーを押すと “á” が出てきます。
フィンランド語 : ^ + a = á
これも、ヨーロッパ言語にはよく見られる文字ですね。
“^” を押してから「Shiftキー + a」を押すと “Á” が出てきます。
フィンランド語 : ^ + a = Á
日本語では、Shiftキーをプラスしますと “~(波線)” となります。フィンランド語ですと “à” となりますね。今度は、点の向きが逆です。
日本語 : Shiftキー + ^ = ~
フィンランド語 : (Shiftキー + ^) + a = à
この文字も、ヨーロッパ言語によく出てくる文字ですね。
「Shiftキー + ^」を押してから「Shiftキー + a」を押すと “À” が出てきます。
フィンランド語 : (Shiftキー + ^) + (Shiftキー +a) = À
“¥(|)” はフィンランド語のキーボードで何を表すか
日本語で “¥(|)” は、フィンランド語のキーボードでは何を表すのでしょうか。日本語のキーボードは “¥” のキーが2つあるのはおもしろいですね。
ちなみに “|(バーティカルバー)” はShiftキーをプラスしたときに出てきますが、あまり見られない文字です。
日本語 : Shiftキー + ¥( “^” の横) = |
コンピュータ言語や数学などで主に使用される記号で、自然言語ではほとんど使用されない。
バーティカルバー – Wikipedia
だそうです。何かの区切りに使うイメージですね。あと、タイトルとか。
この “\(|)” は、フィンランド語では何もないですね。つまり「不要のキー」となります。
フィンランド語では、使わないキーが2つもあるのですね。
まとめ
今回は「フィンランド語版キーボードについて」書きました。日本語と近い部分もありましたが、変わっているのもありました。
ものすごく変わっているわけではなさそうです。ちょっとでも違うと、とまどいますが。
なお、スマホですと「フリック入力」なので楽ですが、あえてパソコンのキーボードで解説しました。
読んでいただき、ありがとうございました。他の記事もお読みいただけると嬉しいです。