訪問ありがとうございます。マリナ(@MAppel_job)です。
外国語を学ぶ上で、たとえ簡単であっても動詞を学ぶのは大事なことです。名詞だけわかっていても文章を作れませんからね。
今回は「フランス語の動詞 “être” の現在形肯定」について書いていきます。
フランス語の動詞 “être” の現在形肯定の簡単な説明
フランス語の動詞で、最初に学ぶのがこの “être” 。この動詞は、英語でいうところの 「be動詞」 です。
“I am Japanese.” とか “We are happy.” のような文章に使われています。
下に「êtreの現在形肯定の表」を載せますね。
Je suis : 私は~です | Nous sommes : 私たちは~です |
Tu es : あなたは~です | Vous êtes : あなたたちは~です |
Il/Elle est : 彼/彼女は~です | Ils/Elles sont : 彼ら/彼女らは~です |
英語のbe動詞と違い、形がすべて変わっています。be動詞も、他の動詞に比べればたくさん変わっているのですが。
それでは「○○は幸せです」を元に、順番に説明していきますね。
Je suis : 私は~です
まず「私は幸せです」から見ていきましょう。
フランス語で「私は~です」は、このように言います。
Je suis : 私は~です
細かく分けると、このようになります。
je : 私は
suis : 私は~です
そして、フランス語で「私は幸せです」は、このように表します。
Je suis content. : 私は幸せです。
英語と比較します。
Je suis content. : I am happy.
英語とフランス語は近しい言語なのですが、êtreに関してはかなり違った形をとるということがわかりますね。
ただし、語順は英語もフランス語も変わりありません。
あとに続くものも、両言語でかなり異なります。
ちなみに “content” は英語にもあります。
content(英語の方) : 内容、中身、目次、満足した
一応、日本語にもなっている気がしますが、フランス語の意味でもある「満足した」のイメージはあまりないですね。
Tu es : あなたは~です
次に「あなたは幸せです」についてです。
フランス語で「あなたは~です」は、このように言います。
Tu es : あなたは~です
細かく分けると、このようになります。
tu : あなたは
es : あなたは~です
そして、フランス語で「あなたは幸せです」は、このように表します。
Tu es content. : あなたは幸せです。
英語と比較します。
Tu es content. : You are happy.
英語もフランス語も “I am” と “Je suis” と比べて、形がかなり変わってしまっています。
Il/ Elle est : 彼/彼女は~です
次に「彼は幸せです」と「彼女は幸せです」についてですね。
フランス語で「彼/彼女は~です」は、このように言います。
Il/Elle est : 彼/彼女は~です
細かく分けると、このようになります。
il : 彼は
elle : 彼女は
est : 彼/彼女は~です
そして、フランス語で「彼は幸せです」は、このように表します。
Il est content. : 彼は幸せです。
それから、フランス語で「彼女は幸せです。」は、このように表します。
Elle est contente. : 彼女は幸せです。
代名詞「彼」と代名詞「彼女」の違いは、形容詞である “content” の最後に “-e” が付くか付かないかですね。
わずかな違いではありますが、気をつけたいところです。これは、どの形容詞にも言えることですね。
英語と比較します。
Il/Elle est content(e). : He/She is happy.
英語は、be動詞の所に変化はありますが、性別で形容詞の書き方を分けなくていいので楽ですね。
余談ですが、私は “tu es” と “il/elle est” が混同してしまいます。つづりは違いますが、発音は同じなので。
Nous sommes : 私たちは~です
次に「私たちは幸せです」についてですね。
フランス語で「私たちは~です」は、このように言います。
Nous sommes : 私たちは~です
細かく分けると、このようになります。
nous : 私たちは
sommes : 私たちは~です
フランス語で「私たちは幸せです」は、このように表します。
Nous sommes contents. : 私たちは幸せです。
なんと、フランス語では主語が複数形のとき、形容詞も複数形になるのですね。
英語と比較します。
Nous sommes contents. : We are happy.
Vous êtes : あなたたちは~です
次に「あなたたちは幸せです」についてですね。
フランス語で「あなたたちは~です」は、このように言います。
Vous êtes : あなたたちは~です
基本形の “être” と一番つづりが似ています。
細かく分けると、このようになります。
vous : あなたたちは
êtes : あなたたちは~です
そして「あなたたちは幸せです」は、このように表します。
Vous êtes contents. : あなたたちは幸せです。
英語と比較します。
Vous êtes contents. : You are happy.
それから、フランス語では “vous” を単数形扱いをすることもあるので、このような表現もあるようです。
Vous êtes content.
なお、この場合は「敬称」という言葉が使われますね。ちなみに “tu” は「親称」となります。
tu | 親称 |
vous | 敬称 |
これは、文字どおり「tuは親しい人」に使い「vousは敬いたい人」に使う感じですかね。
Ils/Elles sont : 彼ら/彼女らは~です
最後に「彼らは幸せです」と「彼女らは幸せです」についてです。
フランス語で「彼ら/彼女らは~です」は、このように言います。
Ils/Elles sont : 彼ら/彼女らは~です
細かく分けると、このようになります。
ils : 彼らは
elles : 彼女らは
sont : 彼ら/彼女らは~です
そして、フランス語で「彼らは幸せです」は、このように表します。
Ils sont contents. : 彼らは幸せです。
それから、フランス語で「彼女らは幸せです」は、このように表します。
Elles sont contentes. : 彼女らは幸せです。
今回は、複数形と性別の両方で気をつけなければなりませんね。
下に「フランス語の形容詞の性別と数」についての表を載せます。
男性単数 | 女性単数 | 男性単数 | 女性複数 |
なし | -e | -s | -es |
英語と比較します。
Ils/Elle sont content(e)s. : They are happy.
英語は、主語も動詞も形容詞も大きく変わることがないのでいいですね。
最後に、もう一度「êtreの現在形肯定の表」を載せます。
Je suis : 私は~です | Nous sommes : 私たちは~です |
Tu es : あなたは~です | Vous êtes : あなたたちは~です |
Il/Elle est : 彼/彼女は~です | Ils/Elles sont : 彼ら/彼女らは~です |
まとめ
今回は「フランス語の動詞 “être” の現在形肯定」について書きました。代名詞ごとに、形が変わっていましたね。
英語と違い、代名詞「彼」と代名詞「彼女」で、使い分ける必要があることを知れました。
※こちらのWiktionaryを参考にしました。
être - Wiktionary
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