北欧で使われているお金の単位を調べてみた

身近な物を比較

訪問ありがとうございます。マリナ(@MAppel_job)です。

みなさん、普段使っている物で、なくてはならない物があります。それは「お金」ですね。お金がないと何もできないですし。

それは、日本にいても海外にいても変わりありません。ですが、違うことがあります。それは「お金の単位」ですね。

今回は「北欧5か国のお金の単位」について書いていきます。

※今回もWiktionaryを参考にしました。

Wiktionary, the free dictionary
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北欧5か国とはどこか

さて、本題に入る前に北欧の国がどこなのかを書きますね。人口の多い順に書きます。

  • スウェーデン
  • デンマーク
  • フィンランド
  • ノルウェー
  • アイスランド

この中で、EU(欧州連合加盟国)に入ってるのは「スウェーデン」「デンマーク」「フィンランド」の3か国です。

EUの通貨は「ユーロ」だと思っている方もいると思います。しかし、実際のところどうなんでしょう。

それでは順番に見ていきましょう。

スウェーデンの通貨について

最初に、スウェーデンの通貨についてです。先ほども、書いた通りスウェーデンはEUの一部の国ですね。

スウェーデンの通貨は

svensk krona : スウェーデン・クローナ

と言います。

いきなり、ユーロ関係ない単位が出てきました。”svensk” は「スウェーデンの」という意味で “krona” は「王冠」” という意味になりますね。

もともと「クローナ」は「スカンディナヴィア通貨同盟」で使われていたお金の単位でした。

スカンディナヴィア通貨同盟 - Wikipedia

この、スカンディナヴィア通貨同盟がなくなった今でも、スウェーデン通貨として使われています。それよりも前は “Riksdaler” が使われていました。

“riks-” は「国際の」という意味になります。”daler” は、英語の “dollar” と同じような単語です。

“daler” も “dollar” も、由来は「ターラー(大型銀貨)」 です。

デンマークの通貨について

次にデンマークの通貨についてです。デンマークもEU加盟国です。こちらもスウェーデンの通貨とあまり変わりませんね。

dansk krone : デンマーク・クローネ

“dansk” は「デンマークの」という意味ですね。”krone” は「王冠」という意味です。先ほどの “krona” と一緒です。

こちらも、スウェーデンと同じで、スカンディナヴィア通貨同盟が起源です。この前の通貨は “rigsdaler” と言いました。

“rigs” は “rige : 王国” から来ています。

フィンランドの通貨について

次にフィンランドの通貨についてです。こちらもEU加盟国ですが、先ほどの2ヶ国とは違った通貨となります。

フィンランドの通貨は

Euro : ユーロ

と言います。

ここに来て「ユーロ」が出てきました。なお、北欧の中でユーロを使うのはフィンランドだけとなります。

ユーロが使われる前は “Suomen markka” が使われていました。”suomen” は「フィンランドの」という意味ですね。

“markka” は、ドイツの元通貨 “Mark(マルク)” のことです。ドイツも現在はユーロを使っていますね。

ノルウェーの通貨について

次にノルウェーの通貨についてです。ノルウェーはEU加盟国ではありません。

こちらは、フィンランドと違って、スウェーデンとデンマークと似たものが使われています。

ノルウェーの通貨は

Norsk krone : ノルウェー・クローネ

と言います。

“norsk” は「ノルウェーの」という意味です。”krone” は「王冠」という意味です。

その前は “Riksdaler(Riksdalar)” が使われていました。”riks-” は「国際の」という意味ですね。先ほどの、スウェーデン語の “riks-” と一緒です。

こちらも、スカンディナヴィア通貨同盟で使われていた通貨から来ています。

アイスランドの通貨について

最後に、アイスランドの通貨についてです。アイスランドはEU加盟国ではありませんが、フィンランドをのぞく北欧3か国の通貨と変わりありませんね。

アイスランドの通貨は

íslensk króna : アイスランド・クローナ

といいます。

「点がある」以外は、他の通貨と似ていますね。

“íslensk” は「アイスランドの」という意味です。 “íslenskur” が元の形です。”króna” は「王冠」という意味ですね。

元々は、デンマークの通貨を使っていたようですが、1885年にアイスランド独自の通貨「アイスランド・クローナ」が発行されました。

そして、現在でもアイスランドで使われている通貨となりました。

まとめ

今回は「北欧5か国のお金の単位」について書きました。現在はキャッシュレス化が進み、現金を持たなくなりましたね。

そして、特に北欧5か国は現金を持たなくなりつつあるようです。しかし、通貨の歴史はおもしろそうだなと思い、簡単にまとめました。

読んでいただき、ありがとうございました。他の記事もお読みいただけると嬉しいです。

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