訪問ありがとうございます。マリナ(@MAppel_job)です。
みなさんの好きな色は何色でしょうか。「黒」でしょうか。それとも「黄色」でしょうか。
今回は「スコットランド・ゲール語で様々な色の単語」について書いていきます。
スコットランド・ゲール語で様々な色
最初に「色」の言い方です。英語ですと “color” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、
dath : 色
と言います。
古アイルランド語の “dath : 色” から来ているとのこと。英語と一文字も被ってませんね。
今回、スコットランド・ゲール語に訳す色は以下の通りです。
- 白
- 黒
- 灰色
- 茶色
- 青
- 赤
- 黄色
- 緑
- オレンジ
- 紫
- 金色
- 銀色
それでは順番に見ていきましょう。
スコットランド・ゲール語で「白」
まずは「白」です。英語ですと “white” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、
bàn : 白
と言います。
サンスクリット語の“भानु(bhānú) : 明かり、太陽” から来ています。
そして、他にも「白」を表す単語があるとのこと。
geal : 白
こちらの単語は、インド・ヨーロッパ祖語の “*ǵʰelh₃- : 輝く” から来ています。光は、たしかに白いイメージもありますからね。
また、他にも「髪」のことを指すようです。
スコットランド・ゲール語で「黒」
次に「黒」です。英語ですと “black” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、
と言います。
元は、インド・ヨーロッパ祖語の “*dʰewbʰ- : 黒” から来ています。こちらも「髪」のことを指すようですね。
スコットランド・ゲール語で「灰色」
次に「灰色」です。英語ですと “gray” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、
glas : 灰色
と言います。
こちらの単語は、古アイルランド語の “glas : 緑、青、灰色” から来ています。そのため “glas” には「緑」の意味もあるとのこと。
スコットランド・ゲール語で「茶色」
次に「茶色」です。英語ですと “brown” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、
donn : 茶色
と言います。
元は、インド・ヨーロッパ祖語の “*dʰewh₂- : 煙” から来ています。煙が「白」や「灰色」ではなく、茶色になるのはおもしろいですね。
もしかしたら、茶色の煙もあるかもしれませんが。
スコットランド・ゲール語で「青」
次に「青」です。英語ですと “blue” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、
gorm : 青
と言います。
元は、ケルト祖語の “*gurmos : 青” から来ていますね。また、この単語には「緑」の意味もあります。
スコットランド・ゲール語で「赤」
次に「赤」です。英語ですと “red” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、
dearg : 赤
と言います。
元は、インド・ヨーロッパ祖語の “*dʰerg- : ほの暗い” から来ています。
それが、ケルト祖語で “*dergos : 赤、深紅” となり、スコットランド・ゲール語の “dearg” に。
「ほの暗い...日が沈みかけたときか?」そういう感じで、ケルト人は使っていたのでしょうか。
スコットランド・ゲール語で「黄色」
次に「黄色」です。英語ですと “yellow” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、
buidhe : 黄色
と言います。
元は、古アイルランド語の “buide : 黄色” から来ています。
スコットランド・ゲール語で「緑」
次に「緑」です。英語ですと “green” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、
uaine : 緑
と言います。
元は、インド・ヨーロッパ祖語の “*wed- : 水、濡れている” から来ています。「水」が「緑」となったのは不思議ですね。
水が緑色というと「濁った水」を想像してしまいます。
それから、先ほども言ったように “gorm” という単語も「緑」となります。緑と青が同じ単語になるのは、なんだか日本語っぽいですね。
スコットランド・ゲール語で「オレンジ」
次に「オレンジ」です。英語ですと “orange” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、
orainds : オレンジ
と言います。
英語のオレンジと似ていますね。
スコットランド・ゲール語で「紫」
次に「紫」です。英語ですと “purple” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、
purpaidh : 紫
と言います。
元は、ラテン語の “purpura : 紫” から来ています。英語の “purple” にも関わっている言葉ですね。
スコットランド・ゲール語で「金色」
次に「金色」です。英語ですと “gold” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、
òr : 金色
と言います。
元は、ラテン語の “aurum : 金色” から来ています。
スコットランド・ゲール語で「銀色」
最後に「銀色」です。英語ですと “silver” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、
airgead : 銀色
と言います。
元は、インド・ヨーロッパ祖語の “*h₂erǵ- : 白、銀(金属の)” から来ています。他にも「お金」の意味があるそうです。
まとめ
今回は「スコットランド・ゲール語で様々な色の単語」について書いていきました。日本語にも通じる部分があるのは不思議でした。
他にも、気になる単語があったらまとめますね。
※今回もWiktionaryを参考にしました。
Wiktionary, the free dictionary
読んでいただき、ありがとうございました。他の記事もお読みいただけると嬉しいです。