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フィンランド語では、カレンダーに関する言葉はどのように表現するのでしょうか。
今回は「フィンランド語の年・月・日」について説明しますね。
フィンランド語で年・月・日などの単語
それでは「年、月、週、日、時、分、秒」という順番で見ていきましょう。英語と、どのように違うのでしょうか。
フィンランド語で「年」
最初に、フィンランド語で「年」の言い方です。英語ですと “year” となりますね。
vuosi : 年
元々は、フィン祖語の “vooci : 年” から来ていますね。ちなみに「新年」は、このように言います。
uusivuosi : 新年
なんか、韻を踏んでいていいですね。
フィンランド語で「月」
次に、フィンランド語で「月」の言い方です。英語ですと “month” となりますね。
kuu : 月(天体もカレンダーも)
元々はウラル祖語の “kuŋe : 月(天体の)” から来ています。他には、このような単語もあります。
kuukausi : 月(カレンダーの)
なお、月名にも “kuu” が使われています。
tammikuu : 1月
天体のことも “kuu” と表現して、カレンダーのことも “kuu” で表現できる。日本語の「月」見たいですね。
フィンランド語で「週」
次に、フィンランド語で「週」の言い方です。英語ですと “week” となりますね。
viikko : 週
元々は、ノルド祖語から来ているようです。
ノルド祖語は、英語と同じ「インド・ヨーロッパ語族」に分かれるので、この単語も英語となんとなく近い感じがしますね。
それから、フィンランド語で「水曜日」は、直訳すると「週の真ん中」といった表現でした。
keskiviikko : 水曜日
フィンランド語で「日」
次に、フィンランド語で「日」の言い方です。英語ですと “date” となりますね。
päivämäärä : 日づけ
調べたら、あまり見たことがない単語が出てきました。分解すると、下のようになります。
päivä : 日
määrä : 量、数
フィンランド語で「時」
次に、フィンランド語で「時」の言い方です。英語ですと “hour” となりますね。
tunti : 時
元々は、古スウェーデン語の “stund : 時” から来ているようです。
フィンランド語の発音の関係で、スウェーデン語から下のような流れで変わったのかなと思います。
stund → tund(2つの子音から単語が始まらない)
tund → tunt
(格変化後は「-d」になるが、格変化前は「-d」にならない)
tunti → 最後に “i” をつける(外来語の特徴)
先ほどの “viikko” みたいなのもありますが。
フィンランド語で「分」
次に、フィンランド語で「分」の言い方です。英語ですと “minute” となりますね。
minuutti : 分
なんと、英語とかなり近い単語ですね。さすがに「分」という単語は、あまり使わないということでしょうか。結構、使いそうな気もしますが。
フィンランド語で「秒」
最後に、フィンランド語で「秒」の言い方です。英語ですと “second” となりますね。
sekunti : 秒
こちらの単語も、英語に似ていますね。先ほどの “tunti” と最後が似ています。
sekunti → “d” の代わりに “ti” が使われている
“minuutti” も “sekunti” も、両方とも「ラテン語からスウェーデン語経由」でフィンランド語に来たそうです。
まとめ
今回は「フィンランド語の年・月・日」について書きました。やはり、小さいものになると英語もフィンランド語も変わりないようですね。
他にも、おもしろい単語があるか調べようと思います。
※今回もWiktionaryを参考にしました。
Wiktionary, the free dictionary
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