訪問ありがとうございます。マリナ(@MAppel_job)です。
前回、このような記事を書きました。フランス語の定冠詞についてですね。
今回は、応用編として「フランス語で表された国名に定冠詞をつける」ということをしていきたいと思います。果たして、国名にも男女の区別はあるのでしょうか。
フランス語でいろんな国名を定冠詞と一緒に紹介
それでは、フランス語でいろんな国名を紹介していきましょう。
今回は「フランス」「イギリス」「オランダ」「ドイツ」「アメリカ」「日本」を書きます。
フランス語で「フランス」の場合
最初に「フランス」からですね。フランス語で「フランス」は非常にシンプルです。
France : フランス
そうです。英語と変わりありません。発音は違いますが。
この国名は、女性名詞となります。なので、定冠詞を付けると下のように表します。
la France
フランス語で「イギリス」の場合
次に「イギリス」ですが「連合王国」「イングランド」「スコットランド」「ウェールズ」「北アイルランド」で見ていきますね。
フランス語で「連合王国」の場合
まずは「連合王国」です。
Royaume-Uni : 連合王国
英語と比較します。
Royaume-uni : United Kingdom
どうやら英語とは語順が逆のようですね。
この国名は男性名詞となるので、このように表します。
le Royaume-uni
フランス語で「イングランド」の場合
次に「イングランド」ですね。
Angleterre : イングランド
英語と比較します。
Angleterre : England
この国名は、女性名詞なので “la” を使いたくなりますが、母音で始まっているため “l'” から始まります。
l’Angleterre
フランス語で「スコットランド」の場合
次に「スコットランド」です。
Écosse : スコットランド
英語と比較します。
Écosse : Scotland
この国名は女性名詞ですね。そして母音から始まるので、このようになります。
l’Écosse
フランス語で「ウェールズ」の場合
次に「ウェールズ」ですが、かなりクセがあります。
pays de Galles : ウェールズ
分解すると、このようになります。
- pays : 国
- de : ~の、~から
- Galles : ウェールズ
一応、Gallesだけでもウェールズのようですね。
英語と比較します。
pays de Galles : Wales
余談ですが 、私は”Walse” とよく間違えてしまいますね。
この国名は、男性名詞なのでこのようになります。
le pays de Galles
フランス語で「北アイルランド」の場合
次に「北アイルランド」です。
Irlande du Nord : 北アイルランド
分解すると、このようになります。
- Irlande : アイルランド
- du : “de + la” の組み合わせ
- Nord : 北
北は男性名詞なんですね。
英語と比較します。
Ireland du Nord : Northern Ireland
この国名は、男性名詞なので定冠詞は “le” を使いたくなりますが、母音から始まるので “l'” となります。
l’Ireland du Nord
イギリス国内でも、国名が男性と女性に分かれるのはおもしろいですね。
フランス語で「オランダ」の場合
今度は「オランダ」です。
Pays-Bas : オランダ
分解すると、このようになります。
- pays : 国
- Bas : 低い、地下の
英語と比較しますね。
Pays-Bas : Netherlands
この国名は男性名詞です。しかし、単数形ではなく複数形で表します。
les Pay-Bas
そういえば、英語の方もよく見たら複数形ですね。
フランス語で「ドイツ」の場合
次に「ドイツ」ですね。
Allemagne : ドイツ
英語と比較します。
Allemagne : Germany
この国名は女性名詞ですが、母音から始まるので定冠詞は “l'” となります。
l’Allemagne
フランス語で「アメリカ」の場合
次に「アメリカ」です。
Amérique : アメリカ
英語と比較します。少し似ている感じですね。
Amérique : America
この国名は女性名詞ですが、母音から始まっていますね。定冠詞は “l'” となります。
l’Amérique
フランス語で「日本」の場合
最後に「日本」ですね。
Japon : 日本
英語と比較します。1字違いですが。
Japon : Japan
この国名は男性名詞なので、このように表します。
le Japon
まとめ
今回は「フランス語でいろんな国名を定冠詞と一緒に紹介」について書きました。国名も、男性と女性の区別があるのはおもしろいですね。
イギリス国内でもバラバラなのがわかりましたし、オランダは複数形とちょっと変わってましたね。
※今回もWiktionaryを参考にしました。
Wiktionary, the free dictionary
今度は「動詞と合わせて使うとどうなるのか」ということも書いていきますね。
読んでいただき、ありがとうございました。他の記事もお読みいただけると嬉しいです。