訪問ありがとうございます。マリナ(@MAppel_job)です。
みなさんは何色が好きでしょうか。「白」でしょうか。「青」でしょうか。
今回は「フィンランド語で様々な色の単語」について書いていきます。
フィンランド語で様々な色
最初に「色」の言い方です。英語ですと “color” となりますね。
フィンランド語で、
väri : 色
と言います。
今回、フィンランド語に訳す色は以下の通りです。
- 白
- 黒
- 灰色
- 茶色
- 青、水色
- 赤、ピンク
- 黄色
- 緑
- オレンジ
- 紫
- 金色
- 銀色
それでは順番に見ていきましょう。
フィンランド語で「白」
最初に「白」の言い方です。英語ですと “white” となりますね。
フィンランド語でこのように言います。
valkoinen : 白
こちらの単語の “valko-” で「白」の意味もあります。”valko-” は「白」で始まる単語に使われていますね。
白について、個人的に興味深いと感じた単語がありましたら、紹介しようと思います。
フィンランド語で「黒」
次に「黒」の言い方です。英語ですと “black” となりますね。
フィンランド語でこのように言います。
musta : 黒
今度は “valkoinen” のように分解はしません。この単語の由来となった、フィン祖語の “musta : 黒” も一緒のつづりです。
フィンランド語で「灰色」
次に「灰色」の言い方です。英語ですと “gray” となりますね。
フィンランド語でこのように言います。
harmaa : 灰色
フィンランド語も日本語も “ha” の音で始まっているので、少し親近感がわきますね。他にも「憂鬱な」という意味があります。
フィンランド語で「茶色」
次に「茶色」の言い方です。英語ですと “brown” となりますね。
フィンランド語でこのように言います。
ruskea : 茶色
「茶色」に関係した単語も、おもしろいと感じました。機会があったらまとめますね。
先ほどの “harmaa” と合わせた単語 “ruskeanharmaa : トープ” という色もあります。トープとは「モグラ色」のことです。
フィンランド語だと、イメージしやすいですね。
フィンランド語で「青」と「水色」
次に「青」の言い方です。英語ですと “blue” となりますね。
フィンランド語でこのように言います。
sininen : 青
頭の “sini-” の部分でも「青」という意味があります。
そして、こちらの単語に “vaalean- : 明るい、白い” という単語を足すと、
vaaleansininen : 水色
となります。
これを見ると、日本語の「水色」の方が、変わった単語に見えてしまいますね。英語も “light blue : 水色” といった形なので。
フィンランド語で「赤」と「ピンク」
次に「赤」の言い方です。英語ですと “red” となりますね。
フィンランド語でこのように言います。
punainen : 赤
そして、こちらの単語にも “vaalean-” をくっつけると、このようになります。
vaaleanpunainen : ピンク
先ほどの “punainen” はかわいらしい印象だったのに、一気にごつくなりましたね。ちなみに “pinkki : ピンク” という言い方もあります。
フィンランド語で「黄色」
次に「黄色」の言い方です。英語ですと “yellow” となりますね。
フィンランド語でこのように言います。
keltainen : 黄色
“kelta-” だけでも「黄色」という意味があります。
フィンランド語で「緑」
次に「緑」の言い方です。英語ですと “green” となりますね。
フィンランド語でこのように言います。
vihreä : 緑
元は、フィン祖語の “*viherä : 緑” から来ていますね。最後の “-rä” の部分は、インド・イラン語派からだそうです。
フィンランド語で「オレンジ」
次に「オレンジ」の言い方です。英語ですと “orange” となりますね。
フィンランド語でこのように言います。
oranssi : オレンジ
英語にも、日本語にも近い単語ですね。他にも、このような言い方があります。
oranssinen : オレンジ
それから、フィンランド語には、英語や日本語のように「果物のオレンジ」を表すことはありません。代わりに、別の言い方をします。
appelsiini : 果物のオレンジ
フィンランド語で「紫」
次に「紫」の言い方です。英語ですと “purple” となりますね。
フィンランド語でこのように言います。
purppura : 紫
こちらの単語には「赤(私的な意味で)」という意味もあるようです。たしかに、赤と紫は色が似ていますからね。
実は、個人的にこちらの単語の方が最初に浮かびました。
violetti : 紫、すみれ色
紫と違い、すみれ色には青の要素が強いようです。個人的に「すみれ色は、もっと薄い色だ。」と思ってました。
下の記事に詳しく書かれています。
紫色(=パープル)と青紫色とバイオレットの違いとは?
フィンランド語で「金色」
次に「金色」の言い方です。英語ですと “gold(golden)” となりますね。
フィンランド語でこのように言います。
keltainen : 金色
“kulta” には「金(金属の)」という意味の他に「最愛の人」という意味があるそうです。
先ほどの “keltainen” に近いものを感じますね。発音どころか、色の感じも似ています。
また、日本語の「黄色」と「金色」という言葉同士も、似ていますね。
フィンランド語で「銀色」
最後に「銀色」の言い方です。英語ですと “silver” となりますね。
フィンランド語でこのように言います。
hopea : 銀色
他にも「銀(金属の)」という意味があります。
まとめ
今回は「フィンランド語で様々な色の単語」について書きました。英語や日本語とは違った、独特な物でした。
「色に関した単語」を調べるのも、おもしろそうですね。
※今回もWiktionaryを参考にしました。
Wiktionary, the free dictionary
読んでいただき、ありがとうございました。他の記事もお読みいただけると嬉しいです。