訪問ありがとうございます。マリナ(@MAppel_job)です。
「フランス語からきた身近な言葉」を紹介していきます。私は、現在日本に暮らしてますが、日本人もフランス語経由の言葉に触れていますよね。
それを少し調べてきたいと思います。
日本人でも知っているフランス語は何があるのか
フランス語はメジャーな言語なので、かなりたくさんの日本人が勉強していますね。さすがに英語には及びませんけど。
そして、フランス語を勉強したことがない方でも、日常的にフランス語に触れていたりしています。「英語なんかわからん」と言っててもです。
今回は「グランプリ」「デジャブ」「ポトフ」「レジュメ」「クレヨン」「アップリケ」について、それぞれ書きます。
グランプリについて
「グランプリ」をフランス語にすると “Grand Prix” です。ちなみに、英語でも同じつづりになりますね。
こちらの名詞は男性名詞です。
le Grand Prix
- grand : great(偉大な)
- prix : prize(賞)
元々は、フランスのロンシャン(Longchamps)で開かれた国際競馬レースから取ったようです。
そのため、国際的な大会によく使われるみたいですね。まぁ、国際的でないものにも使われていますが。ただ、規模が大きいもので使われているのは違いありません。
グランプリというと「大きい大会」というイメージがあります。
デジャブについて
「デジャブ」をフランス語にすると “déjà vu” です。英語でもつづりは一緒のようですが、点のない “deja vu” も使われるようです。
こちらの単語は男性名詞で、複数形も同じみたいですね。
le déjà vu
日本語の「デジャブ」の発音は、英語から来たもののようですね。フランス語を聞くと「デジャビュ」と聞こえます。
- déjà : already(すでに)
- vu : seen(見た)
となるそうです。“vu” は “voir” の過去分詞ですね。
Wikipediaでは「既視感もデジャブと言われることがある。」と書かれています。
既視感 - Wikipedia
ポトフについて
「ポトフ」をフランス語にすると “pot-au-feu” です。そうです、ポトフは3つの単語でできた料理名なんですね。
英語もつづりは一緒になります。こちらの単語は男性名詞ですね。
le pot-au-feu
- pot : pot(鍋)
- au → à + le : on the(~の上に)
- feu : fire(火)
なので、直訳すると「火の上の鍋 → 火にかけた鍋」になりますね。また、単に「鍋」を表すこともあるようです。
Wikibooksというものにポトフの作り方が載っているのですが、フランス語と英語と日本語で少し材料が違うみたいですね。
きちんと翻訳しないとわかりませんが。
料理本/ポトフ - Wikibooks
レジュメについて
「レジュメ」をフランス語にすると “résumé” です。英語ではつづりが一緒か、点のない “resume” もあるようですね。
こちらの単語は男性名詞です。
le résumé
résumé : summary(要約), abstract(抽象的な、難しい)
という意味ですね。ちなみに、こちらの単語は “résumer(要約する)” の過去分詞でもあります。
日本語のレジュメは「何かを書いた紙」の印象が強いですが、元の意味の「要約」が近い感じですね。
クレヨンについて
「クレヨン」をフランス語にすると “crayon” です。英語もつづりは同じですね。
こちらの単語は男性名詞です。
le crayon
- craie : chalk(チョーク)
- on → 指小辞のこと
「指小辞」とは、小さいものや可愛らしいものを表しています。クレヨンは色とりどりで、楽しいですからね。
ですが、フランス語ですと意味は「鉛筆」「(口語で)ペン」となります。まぁ、鉛筆やペンもカラフルなのありますので。
色とりどりのクレヨンは、フランス語で “Craie de cire” というそうです。こちらの単語は女性名詞ですね。
la Craie de cire
アップリケについて
「アップリケ」をフランス語にすると “appliqué” です。英語にも使われているようですね。
こちらは、形容詞であったり “appliquer(当てる、塗る)” の過去分詞でもあります。
どうやら、日本語で使われている「アップリケ」という言葉は、フランス語の動詞から来ているみたいですね。
appliqué
appliqué : diligent, hardworking(勤勉な)、applied(応用の)
形容詞での意味はこうなるようですが、日本語のアップリケとはかなり違ってきますね。一応、点がないバージョンの “applique” も調べてみましょう。
applique - Wiktionary
意味は “wall light(壁の明かり)” で、こちらの単語は女性名詞です。
l’applique
ちなみに、動詞でもありますね。“appliquer” の現在形となるようです。
日本でよく使われている「アップリケ」をフランス語にすると “appliqué inversé” となるようです。
inversé : inverted(逆にする、反対にする)
まとめ
今回は「日本人でも知っているフランス語について」書きました。調べて思ったのですが、この中で「ポトフ」が一番めんどくさいなと感じました。
前置詞と定冠詞の縮約形(à + le)がありますしね。それについても書いていきたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。他の記事もお読みいただけると嬉しいです。