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スコットランド・ゲール語は、主にスコットランドで話されています。そんなスコットランドは、イギリスの中にあります。
では、スコットランド・ゲール語で「スコットランド」や「イギリス」はなんというのでしょうか。
今回は「スコットランドでいろいろな国名と都市名」について書いていきます。
スコットランド・ゲール語でどこの地名を調べるか
さて、スコットランド・ゲール語で調べる国・都市名を上げていきますね。まずは国名です。
- グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
- スコットランド
- イングランド
- ウェールズ
- 北アイルランド
- フランス
- 日本
今回の主役は、スコットランド・ゲール語なので「スコットランド」を最初にしています。
次に都市名です。
- エディンバラ
- ロンドン
- カーディフ
- ベルファスト
- パリ
- 東京
それでは、順番に見ていきましょう。
スコットランド・ゲール語でいろいろな国名
最初に、イギリス国内から見ていきましょう。
イギリスは「イングランド」「スコットランド」「ウェールズ」「北アイルランド」の4つの国で成り立っています。
スコットランド・ゲール語で「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」
まず、イギリスの正式名称である「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」です。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
An Rìoghachd Aonaichte na Breatainn Mhòr agus Eirinn a Tuath
やはり長いですね。
英語と比較します。
The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland
それぞれ分解すると下のようになります。
- an : the
- rìoghachd : kingdom
- aonaichte : united
- na : the
- Breatainn : Britain
- mhòr : great
- agus : and
- Eirinn : Ireland
- a : its, which, that
- Tuath : Northern
すべて語順が逆ですね。ですが “Breatainn” は、なんとなくイメージできる単語です。
ちなみに「北アイルランド」はここに出てきたので、省きます。
“An Rìoghachd Aonaichte : 連合王国” の方がいい気もしましたが、あえて長い方を選びました。
スコットランド・ゲール語で「スコットランド」
次に「スコットランド」の言い方です。英語ですと “Scotland” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
Alba : スコットランド
まったく、英語と似ていません。
元々、スコットランドは「アルバ」という国名だったようで。それが、現在のスコットランド・ゲール語にも残っているそうです。
スコットランド・ゲール語で「イングランド」
次に「イングランド」の言い方です。英語ですと “England” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
Sasainn : イングランド
中期アイルランド語の “Saxa : サクソン(ザクセン)人” が由来です。「アングロ・サクソン人」で有名ですね。
サクソン(ザクセン)人は、今のドイツから来ています。
スコットランド・ゲール語で「ウェールズ」
次に「ウェールズ」の言い方です。英語ですと “Wales” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
A’ Chuimrigh : ウェールズ
英語と似ていません。常に冠詞「a」をつけるようです。ウェールズ語の「Cymru」に近い感じですね。
スコットランド・ゲール語で「北アイルランド」
次に「北アイルランド」の言い方です。英語ですと “North Ireland” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
Èirinn a Tuath : 北アイルランド
英語とは似ていませんが、アイルランド語の「Tuaisceart Éireann」に似ていますね。「Tuath : 北」という意味です。
この単語でも、冠詞「a」を使うようです。
スコットランド・ゲール語で「フランス」
次に「フランス」の言い方です。英語ですと “France” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
an Fhraing : フランス
英語とそこまで変わった部分はないですね。しかし、発音記号は “/ən ˈrˠaŋʲkʲ/” となります。
スコットランド・ゲール語で、最初の “fh” は発音しないんですね。
常に冠詞「an」をつけるようです。
スコットランド・ゲール語で「日本」
最後に「日本」の言い方です。英語ですと “Japan” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
Iapan : 日本
やはり、遠い国のことなので、英語とほぼ一致しています。
スコットランド・ゲール語でいろんな都市名
それでは、先ほどの国の首都をスコットランド・ゲール語で書いていきますね。
スコットランド・ゲール語で「エディンバラ」
最初に「エディンバラ」の言い方です。英語ですと “Edinburgh“ となりますね。エディンバラは、スコットランドの首都です。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
Dùn Èideann : エディンバラ
英語と似ている感じですね。この単語は、英語でも難しい(スペルが)と思います。
“dùn : 街、城” という意味です。”Edin(Èideann)” は “Eidyn” という地名から来ているそうですね。
“Eidyn” の名前の意味は「知らない」というようです。
スコットランド・ゲール語で「ロンドン」
次に「ロンドン」の言い方です。英語ですと “London” となりますね。ロンドンは、イギリス(イングランド)の首都です。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
Lunnainn : ロンドン
意外ですね。もっとクセのある単語が出てくるのかと思ってました。まぁ、国名ではないので、そんな感じでしょう。
スコットランド・ゲール語で「カーディフ」
次に「カーディフ」の言い方です。英語ですと “Cardiff” となりますね。カーディフは、ウェールズの首都です。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
Caerdydd : カーディフ
ちなみに、ウェールズ語でも同じスペルだそうです。
スコットランド・ゲール語で「ベルファスト」
次に「ベルファスト」の言い方です。英語ですと “Belfast” となりますね。ベルファストは、北アイルランドの首都です。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
Beul Feirste : ベルファスト
と言います。やはり、英語と近い感じですね。他の言い方に “Béal Feirste” があります。
元のアイルランド語も “Béal Feirste” です。
スコットランド・ゲール語で「パリ」
次に「パリ」の言い方です。英語ですと “Paris” となりますね。パリは、フランスの首都です。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
Paris : パリ
英語と一致しました。”Paras” という別の言い方もあるそうです。
スコットランド・ゲール語で「東京」
次に「東京」の言い方です。英語ですと “Tokyo” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
Tokyo : 東京
やはり、遠い国の都市名ですからね。英語と変わらないのでしょう。パリと違い、別の言い方もないようです。
スコットランドで、東京って話題に出るのでしょうか。
まとめ
今回は「スコットランドでいろいろな国名と都市名」について書きました。国名は、英語と違うところが結構ありましたね。
ですが、都市名となると英語とほとんど変わりありませんでした。
「スコットランド」が、スコットランド・ゲール語で昔の国名 “Alba” という単語を使っていたのは、興味深いなと感じました。
※今回もWiktionaryを参考にしました。
Wiktionary, the free dictionary
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