訪問ありがとうございます。マリナ(@MAppel_job)です。
前回は「フィンランド語の数字-1~10-」について書きました。
今回は、それよりも大きい数の言い方を紹介していきます。ちなみに、今回も基数と序数の両方で見ていきますね。
基数と序数について
最初に「基数」と「序数」について、サラッとおさらいしましょう。
基数とは・・・ “one~ten” などの比較的単純な数字のことを指しますね。「時計の数字」とか「人数」とかに使われています。
序数とは・・・“first~tenth” などのやや複雑の数字のことを指しますね。「何階」とか「何日」とかに使われています。
フィンランド語の数字11~21まで
まず、11~21までを見ていきましょう。といっても、11~19までは代表して「11, 13」の数字を説明することにします。
フィンランド語で「11」
最初に、フィンランド語で「11」の言い方です。英語ですと “eleven” となりますね。
yksitoista : 11
英語と違い、文字数が長いですね。なお “-toista” の形は「11~19まで」ブレることはありません。
つまり「11~19まで」は “-toista” で終わるということですね。
こちらの序数は “yhdestoista” と言います。今回も、前回と同じく、序数の比較は英語とします。
yhdestoista : eleventh
“yksi : 1” の序数 “ensimmäinen” に比べれば、そんなに変わっていません。
ただ、英語が語尾に “-th” がつくのに対して、フィンランド語では数字そのものが変化するのですね。ここでは、このように変わっていますね。
yksi → yhdes
似たような変化をする数字は「12, 15, 16」です。
訳 | 基数 | 序数 |
12 | kaksitoista | kahdestoista |
15 | viisitoista | viidestoista |
16 | kuusitoista | kuudestoista |
こちらの表を確認すると、このように変わっています。
kaksi → kahdes
viisi → viides
kuusi → kuudes
“kaksi : 2″の序数は “toinen” でした。ですが、”kaksitoista” の序数は、最初の部分が変わらないようですね。
“viisitoisita”と “kuusitoista” に関しては「”viisi : 5″の序数 “viides”」 と「”kuusi : 6” の序数 “kuudes”」 と完全に一致します。
フィンランド語で「13」
次に、フィンランド語で「13」の言い方です。英語ですと “thirteen” となりますね。
kolmetoista : 13
こちらの序数は “kolmastoista” と言います。
kolmastoista : thirteenth
先ほどの数字と分けたのは、語尾の変化が “-as(äs)” となるだけだからですね。似たような変化をするのは「14, 17, 18, 19」です。
訳 | 基数 | 序数 |
14 | neljätoista | neljästoista |
17 | seitsemäntoista | seitsemästoista |
18 | kahdeksantoista | kahdeksastoista |
19 | yhdeksäntoista | yhdeksästoista |
それぞれの変化を確認しますと、このようになります。
neljä → neljäs
seitsemän → seitsemäs
kahdeksan → kahdeksas
yhdeksän → yhdeksäs
これはもう、完全に「4, 7, 8, 9の基数と序数」と一致していますね。
フィンランド語で「20」
次に、フィンランド語で「20」の言い方です。英語ですと “twenty” となりますね。
kaksikymmentä : 20
“kaksi : 2” の部分は変わりません。しかし、 “kymmenen : 10” が “kymmentä” と変わっています。
こちらの序数は “kahdeskymmenes” と言います。
kahdeskymmenes : twentieth
なんと、フィンランド語では「10の位」も「1の位」も変化するのですね。
kaksi → kahdes
kymmentä → kymmenes
個人的に、英語の “twenty : 20” の序数の文字も見なれないのですが。ただ “y → i” に変わるだけで、語尾が “-th” に統一されてるのは楽ですね。
フィンランド語で「21」
次に、フィンランド語で「21」の言い方です。英語ですと “twenty-one” となりますね。
kaksikymmentäyksi : 21
英語と違い、フィンランド語では “-(ハイフン)” で区切らないみたいです。慣れるまで、少し目がチカチカしますね。
こちらの序数は “kahdeskymmenesensimmäinen” と言います。
kahdeskymmenesensimmäinen : twenty-first
英語と違い、単語と単語を区切らないためか、とてもわかりづらいですね。
フィンランド語非ネイティブの私では「これが単語だ。」と一瞬では認識できません。
こちらの単語を分解してみますと、このようになります。
kaksi → kahdes
kymmentä → kymmenes
yksi → ensimmäinen
イメージ的に “2 * 10 + 1” といった感じでしょうか。
英語が “one → first” と変化するように、フィンランド語でも “yksi → ensimmäinen” と変わっていますね。
あとの22~99は、特に変わりありませんので省略します。
フィンランド語で100, 1000, 1万, 100万そして0
そして、次に大きい数字を見ていきましょう。とりあえず、100万までにしますね。なお、ここでは基数のみとします。
フィンランド語で「100」
まず、フィンランド語で「100」の言い方です。英語ですと “one hundred” となりますね。
sata : 100
今までの数字と違い、かなり短くなっていますね。ちなみに「99」は、このように言います。
yhdeksänkymmentäyhdeksän : 99
フィンランド語で「1000」
次に、フィンランド語で「1000」の言い方です。英語ですと “one thousand” となりますね。
tuhat : 1000
なんとなく、文字が英語に近い気がします。あくまで、私個人の感想ですが。2000からは、次の1万と一緒に説明します。
フィンランド語で「1万」
次に、フィンランド語で「1万」の言い方です。英語ですと “ten thousand” となりますね。
kymmenentuhatta : 10,000
英語もフィンランド語も “10 * 1000” で「1万」を表しています。こういう長い単語を見ると、漢数字はすごく便利ですね。
分解するとこうなります。
kymmenen + tuhatta
“tuhat” が “tuhatta” に変化しています。
ちなみに、2000~9000代も同じ形になりますね。
kaksituhatta : 2000
yhdeksäntuhatta : 9000
フィンランド語で「100万」
次に、フィンランド語で「100万」の言い方です。英語ですと “million” となりますね。
miljoona : 1,000,000
両言語とも、形が似ていますね。やはり、100万となるとあまり使われない数字なのでしょうか。
ドルもユーロも100万単位になると、かなりの額ですからね。
ところで、私も初めて知りましたが、数字は3つずつに ” ,(コンマ)” で区切るのですね。
フィンランド語で「0」
最後に、フィンランド語で「0」の言い方です。英語ですと “zero” となりますね。
nolla : 0
日本語では、日常的に英語と同じ「ゼロ」を使います(「レイ」よりも使う気がする)が、フィンランド語ではどうなんでしょう。
ちなみに、こちらの単語の由来はラテン語の “nulla : 誰も~ない” だそうです。
まとめ
今回は「フィンランド語の10よりも大きい数字」について書きました。フィンランド語は、とても長い単語の言語だなと感じましたね。
一応、フィンランド語の数字については終わりですが、今度は「どのように数字を使うか」についても書いていきたいです。
※今回もWiktionaryを参考にしました。
Wiktionary, the free dictionary
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