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フィンランド語の動詞のタイプは大きく分けて6つのタイプに分かれます。前回は、タイプ1について説明しました。
他の動詞のタイプをご覧になりたい方は、こちらのまとめからお願いします。
今回は「フィンランド語の動詞-タイプ2の動詞-」について説明しますね。
フィンランド語の動詞-タイプ2の動詞-とは
最初に、フィンランド語の動詞-タイプ2の動詞-の特徴を説明します。といってもかなりシンプルなのですが。
タイプ2の動詞は、単語の最後が “da / dä” で終わるのが特徴ですね。
たとえば “juoda” と “syödä” のような単語です。
それでは、タイプ2の動詞の活用を見ていきましょう。
フィンランド語の動詞-タイプ2の動詞-の現在形の作り方
今回は “juoda” と “syödä” を使って説明します。
juodaの意味は「飲む」です。英語だと “drink” ですね。
syödäの意味は「食べる」です。英語だと “eat” ですね。
“juoda” の場合
まず、juodaを現在形に直します。最初に、juodaの “da” を取ります。
juoda → juo
そして、それぞれの代名詞にあった語尾をつけます。
-n(私は) | -mme(私たちは) |
-t(あなたは) | -tte(あなたたちは) |
語幹と同じ(彼は) | vat / vät(彼らは) |
先ほどの “juo” に語尾をつけます。
人称代名詞につきましては、こちらの記事で説明しています。
Minä juon : 私は飲む | Me juomme : 私たちは飲む |
Sinä juot : あなたは飲む | Te juotte : あなたたちは飲む |
Hän juo : 彼は飲む | He juovat : 彼らは飲む |
タイプ1の動詞とは違って、代名詞「彼」には何もつきません。とても楽ですね。
代名詞「彼ら」は “juovat” となってます。それは、母音調和が関係しているからです。
母音調和とは、単語内で似たような母音を使うことですね。
“juo” の母音は “a, o, u” のグループと一緒になるので “-vat” が使われています。
“syödä” の場合
次に、syödäを現在形に直します。最初に、syödäの “dä” を取ります。
syödä → syö
そして、このまま語尾をつけます。
Minä syön : 私は食べる | Me syömme : 私たちは食べる |
Sinä syöt : あなたは食べる | Te syötte : あなたたちは食べる |
Hän syö : 彼は食べる | He syövät : 彼らは食べる |
代名詞「彼ら」は “syövät” となっています。”syö” の母音が “ä, ö, y” のグループと一緒になるので “-vät” が使われているからですね。
まとめ
今回は「フィンランド語の動詞-タイプ2の動詞-」について書きました。タイプ1よりもシンプルでしたね。
おそらく、フィンランド語の動詞の6つのタイプの中では、一番シンプルで楽なタイプかもしれません。
※今回もWiktionaryを参考にしました。
Wiktionary, the free dictionary
※今回はこちらの本を参考にしました。
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読んでいただき、ありがとうございました。他のフィンランド語の記事でも、このような動詞の使い方を紹介しています。お読みいただけると嬉しいです。