訪問ありがとうございます。マリナ(@MAppel_job)です。
いろんな言語で、身近な単語を覚えていきましょう。
今回は「スコットランド・ゲール語の数字-0~10-」について書いていきます。
なお、スコットランド・ゲール語は英語と同じように、基数と序数があるのでそれも同時に書いていきますね。
基数と序数について
最初に「基数」と「序数」について、サラッとおさらいしましょう。
基数とは・・・ “one~ten” などの比較的単純な数字のことを指しますね。「時計の数字」とか「人数」とかに使われています。
序数とは・・・“first~tenth” などのやや複雑の数字のことを指しますね。「何階」とか「何日」とかに使われています。
スコットランド・ゲール語の数字について
それでは、順番に見ていきましょう。英語とはどのように違うのでしょうか。個人的には「0」は、英語と近い感じがします。
スコットランド・ゲール語で「0」
最初に「0」の言い方です。英語ですと “zero” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
neoni : 0
男性名詞でもあり、女性名詞でもあるみたいです。ですが、序数はないです。
英語と似ているかなと勝手に思っていましたが、違うみたいですね。
英語にも、日本語にもある “neo : 新、復活” という単語を、思い出すような言葉です。
スコットランド・ゲール語で「1」
次に「1」の言い方です。英語ですと “one” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
aon : 1
先ほどの “neoni” と違い、英語の “one” と近いですね。
スペルをそのまま読むと「アオン」ですが、犬が吠えているみたいです。英語の「ワン」も犬を想像しちゃいます。
決して、スコットランド・ゲール語が、ローマ字読みの言語ではないですが。
aonの序数は、このようになります。
ciad : first
序数なので、日本語ではなく英語と比べています。基数と違い、英語と似ている部分がありません。
スコットランド・ゲール語で「2」
次に「2」の言い方です。英語ですと “two” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
dhà : 2
発音記号は “/ɣaː/” なのだそうですが “dh” で「ガ」は、おもしろい発音ですね。
dhàの序数は、このようになります。
dàrna : second
英語と “two → second”違い、基数を少しいじった感じの単語が出てきました。
スコットランド・ゲール語で「3」
次に「3」の言い方です。英語ですと “three” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
trì : 3
かなり英語と似ているので、驚きました。スペルも “dhà” のように “d” から始まっていないのが、いいですね。
trìの序数は、このようになります。
treas : third
序数の方は、英語と形があまり似ていませんね。まぁ、似ていなくても仕方ないですが。
スコットランド・ゲール語で「4」
次に「4」の言い方です。英語ですと “four” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このようになります。
ceithir : 4
残念ながら、また英語と離れてしまいました。
ceithirの序数は、このようになります。
ceathramh : fourth
個人的に “mh” で終わるところが不思議な感じがします。
スコットランド・ゲール語で「5」
次に「5」の言い方です。英語ですと “five” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
còig : 5
なんでしょうか、英語というよりかは日本語に近い気がします。
còigの序数は、このようになります。
còigeamh : fifth
“mh” は、英語でいう “th” の感じですかね。
スコットランド・ゲール語で「6」
次に「6」の言い方です。英語ですと “six” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
sia : 6
惜しいですね。あと1文字違えば、英語と一致していました。スペルを一致させたところで、発音が同じとは限りませんけど。
siaの序数は、このようになります。
siathamh : sixth
なんか、長いですね。もしかしたら “-mh : -th” ではなく “amh : -th” なのかもしれません。
スコットランド・ゲール語で「7」
次に「7」の言い方です。英語ですと “seven” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
seachd : 7
英語の音よりも、日本語の「100」の方が発音が近い感じですね。
seachdの序数は、このようになります。
seachdamh : seventh
今までの序数と違い “amh” を付けるだけでいいのは、楽ですね。
スコットランド・ゲール語で「8」
次に「8」の言い方です。英語ですと “eight” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このようになります。
ochd : 8
スペルだけを見ると英語の “october : 10月(元は8月から)” や “octopas : タコ(8本足)” などの単語を思い出します。
ochdの序数は、このようになります。
ochdamh : eighth
スコットランド・ゲール語で「9」
次に「9」の言い方です。英語ですと “nine” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
naoi : 9
英語の “nine” と発音がかなり近いんじゃないでしょうか。
naoiの序数は、このようになります。
naoidheamh : ninth
なんか、また長くなりましたね。数字と “amh” の間に入る文字の基準がわかりません。
スコットランド・ゲール語で「10」
最後に「10」の言い方です。英語ですと “ten” となりますね。
スコットランド・ゲール語で、このように言います。
deich : 10
英語と一見、似ていない気もしますね。ですが、英語には “dacade : 10年間” という単語があります。
なので、そっちの方に似ているなと感じました。
発音は、何となくですが日本語に近い気がします。
deichの序数は、このようになります。
deicheamh : 10
そして、スコットランド・ゲール語の数字について紹介した動画がありましたので、貼らせていただきます。
どうやら、数字には “a” がつくパターンもあるようですね。母音には “a h-” がつくそうです。
まとめ
今回は「スコットランド・ゲール語の数字-0~10-」について書きました。ところどころ、英語に似ている気もしました。
元々は、同じインド・ヨーロッパ語族なのですが、ここまで違うのは興味深いですね。
※今回もWiktionaryを参考にしました。
Wiktionary, the free dictionary
読んでいただき、ありがとうございました。他の記事もお読みいただけると嬉しいです。