スコットランド・ゲール語の単語-いろんな国名-

スコットランド・ゲール語

訪問ありがとうございます。マリナ(@MAppel_job)です。

スコットランド・ゲール語は、主にスコットランドで話されています。そんなスコットランドは、イギリスの中にあります。

では、スコットランド・ゲール語で「スコットランド」や「イギリス」はなんというのでしょうか。

今回は「スコットランドでいろいろな国名と都市名」について書いていきます。

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スコットランド・ゲール語でどこの地名を調べるか

さて、スコットランド・ゲール語で調べる国・都市名を上げていきますね。まずは国名です。

  1. グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
    1. スコットランド
    2. イングランド
    3. ウェールズ
    4. 北アイルランド
  2. フランス
  3. 日本

今回の主役は、スコットランド・ゲール語なので「スコットランド」を最初にしています。

次に都市名です。

  1. エディンバラ
  2. ロンドン
  3. カーディフ
  4. ベルファスト
  5. パリ
  6. 東京

それでは、順番に見ていきましょう。

スコットランド・ゲール語でいろいろな国名

最初に、イギリス国内から見ていきましょう。

イギリスは「イングランド」「スコットランド」「ウェールズ」「北アイルランド」の4つの国で成り立っています。

スコットランド・ゲール語で「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」

まず、イギリスの正式名称である「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」です。

スコットランド・ゲール語で、このように言います。

An Rìoghachd Aonaichte na Breatainn Mhòr agus Eirinn a Tuath

やはり長いですね。

英語と比較します。

The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland

それぞれ分解すると下のようになります。

  • an : the
  • rìoghachd : kingdom
  • aonaichte : united
  • na : the
  • Breatainn : Britain
  • mhòr : great
  • agus : and
  • Eirinn : Ireland
  • a : its, which, that
  • Tuath : Northern

すべて語順が逆ですね。ですが “Breatainn” は、なんとなくイメージできる単語です。

ちなみに「北アイルランド」はここに出てきたので、はぶきます。

“An Rìoghachd Aonaichte : 連合王国” の方がいい気もしましたが、あえて長い方を選びました。

スコットランド・ゲール語で「スコットランド」

次に「スコットランド」の言い方です。英語ですと “Scotland” となりますね。

スコットランド・ゲール語で、このように言います。

Alba : スコットランド

まったく、英語と似ていません。

元々、スコットランドは「アルバ」という国名だったようで。それが、現在のスコットランド・ゲール語にも残っているそうです。

スコットランド・ゲール語で「イングランド」

次に「イングランド」の言い方です。英語ですと “England” となりますね。

スコットランド・ゲール語で、このように言います。

Sasainn : イングランド

中期アイルランド語の “Saxa : サクソン(ザクセン)人” が由来です。「アングロ・サクソン人」で有名ですね。

サクソン(ザクセン)人は、今のドイツから来ています。

スコットランド・ゲール語で「ウェールズ」

次に「ウェールズ」の言い方です。英語ですと “Wales” となりますね。

スコットランド・ゲール語で、このように言います。

A’ Chuimrigh : ウェールズ

英語と似ていません。常に冠詞「a」をつけるようです。ウェールズ語の「Cymru」に近い感じですね。

スコットランド・ゲール語で「北アイルランド」

次に「北アイルランド」の言い方です。英語ですと “North Ireland” となりますね。

スコットランド・ゲール語で、このように言います。

Èirinn a Tuath : 北アイルランド

英語とは似ていませんが、アイルランド語の「Tuaisceart Éireann」に似ていますね。「Tuath : 北」という意味です。

この単語でも、冠詞「a」を使うようです。

スコットランド・ゲール語で「フランス」

次に「フランス」の言い方です。英語ですと “France” となりますね。

スコットランド・ゲール語で、このように言います。

an Fhraing : フランス

英語とそこまで変わった部分はないですね。しかし、発音記号は “/ən ˈrˠaŋʲkʲ/” となります。

スコットランド・ゲール語で、最初の “fh” は発音しないんですね。

常に冠詞「an」をつけるようです。

スコットランド・ゲール語で「日本」

最後に「日本」の言い方です。英語ですと “Japan” となりますね。

スコットランド・ゲール語で、このように言います。

Iapan : 日本

やはり、遠い国のことなので、英語とほぼ一致しています。

スコットランド・ゲール語でいろんな都市名

それでは、先ほどの国の首都をスコットランド・ゲール語で書いていきますね。

スコットランド・ゲール語で「エディンバラ」

最初に「エディンバラ」の言い方です。英語ですと Edinburgh となりますね。エディンバラは、スコットランドの首都です。

スコットランド・ゲール語で、このように言います。

Dùn Èideann : エディンバラ

英語と似ている感じですね。この単語は、英語でも難しい(スペルが)と思います。

“dùn : 街、城” という意味です。”Edin(Èideann)” は “Eidyn” という地名から来ているそうですね。

“Eidyn” の名前の意味は「知らない」というようです。

スコットランド・ゲール語で「ロンドン」

次に「ロンドン」の言い方です。英語ですと “London” となりますね。ロンドンは、イギリス(イングランド)の首都です。

スコットランド・ゲール語で、このように言います。

Lunnainn : ロンドン

意外ですね。もっとクセのある単語が出てくるのかと思ってました。まぁ、国名ではないので、そんな感じでしょう。

スコットランド・ゲール語で「カーディフ」

次に「カーディフ」の言い方です。英語ですと “Cardiff” となりますね。カーディフは、ウェールズの首都です。

スコットランド・ゲール語で、このように言います。

Caerdydd : カーディフ

ちなみに、ウェールズ語でも同じスペルだそうです。

スコットランド・ゲール語で「ベルファスト」

次に「ベルファスト」の言い方です。英語ですと “Belfast” となりますね。ベルファストは、北アイルランドの首都です。

スコットランド・ゲール語で、このように言います。

Beul Feirste : ベルファスト

と言います。やはり、英語と近い感じですね。他の言い方に “Béal Feirste” があります。

元のアイルランド語も “Béal Feirste” です。

スコットランド・ゲール語で「パリ」

次に「パリ」の言い方です。英語ですと “Paris” となりますね。パリは、フランスの首都です。

スコットランド・ゲール語で、このように言います。

Paris : パリ

英語と一致しました。”Paras” という別の言い方もあるそうです。

スコットランド・ゲール語で「東京」

次に「東京」の言い方です。英語ですと “Tokyo” となりますね。

スコットランド・ゲール語で、このように言います。

Tokyo : 東京

やはり、遠い国の都市名ですからね。英語と変わらないのでしょう。パリと違い、別の言い方もないようです。

スコットランドで、東京って話題に出るのでしょうか。

まとめ

今回は「スコットランドでいろいろな国名と都市名」について書きました。国名は、英語と違うところが結構ありましたね。

ですが、都市名となると英語とほとんど変わりありませんでした。

「スコットランド」が、スコットランド・ゲール語で昔の国名 “Alba” という単語を使っていたのは、興味深いなと感じました。

※今回もWiktionaryを参考にしました。

Wiktionary, the free dictionary

読んでいただき、ありがとうございました。他の記事もお読みいただけると嬉しいです。

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